先日メールにてプラズマテレビのノイズ被害をメールでPメーカー様に説明したところ
途中で数度のやりとりがありましたが(一度はかなり深刻な議論となりました)
ようやく先週土曜に先方技術者2名の当方へのご来訪がありました。

まず当方のノイズ被害について、ラジオを実際に聞いていただき
ノイズの状況を確認していただきました。

NRD-545をつけたところ、3MHzから9MHzまでびっしりと
S=9のノイズがありました。それもギリギリと頭を押さえつけるような不快なノイズです。
(写真は見やすくするために、ペルセウスで取ったノイズのスペクトラムです)

このようなノイズでは、上の階でテレビをつけたら、私は南米などの弱い局は聞けません。

先方の技術者は、3台の日本無線のラジオを前に、その威容とノイズに圧倒されていたようでした。

たまたま上階にてテレビをつけているようです。

そこで私は、先方の見る前でΔLoop7から確かにS=9のノイズがあることを
Sメーターを指を指して、P様の技術者のお二人にも確認していただきました。

そのあと、当方のアンテナを視察したいとのお話がありましたので、
ベランダに来ていただき、私のΔLoop7と、AMA-10Dの2基の磁界型ループアンテナを
見ていただき私のアンテナが階とかなり近い距離にあることを確認していただきました。

また当方のベランダが小さいため、上階のテレビとの距離を離すことも物理的に
困難であることを確認していただきました。

さらにポータブルラジオ(ICF-SW100)にて、上階の避難用梯子にアンテナを近づけた
とたん、ラジオからも耳を劈く激烈ノイズが出ること、ノイズの発振源が上階だと判断した
これまでのいきさつ(上階に伺ったときにたまたまテレビを消してもらったら、ノイズが
消えたこと)を説明しました。

また当方の自宅で使っているテレビがP様の液晶テレビであるものの、テレビを付けてみても、
至近距離を除いて、全く手元のICD-SW100にはノイズ妨害を与えないことを、確認してもらい
ました。

そのあと、先方技術者様から、念のため当自宅でのテレビON、OFFでNRD-545でのノイズ
レベルが変わらないことを確かめたいということでしたので、その確認をしてもらい、全く
ノイズが変わらないことを確認していただきました。

その後、技術者様は一旦上階に訪問して状況を確認したいとのことで、いったん2名が退出された後、数分後に1名の技術者様が戻って来られて、もう一度ラジオを聞かせてほしいとのことでしたので自宅にまた上がっていただきました。

今度は上階のテレビを消してみましたが、ノイズはいかがでしょうかとのこと。

NRD-545の電源を付けて、ラジオを聴くとまだノイズがありました。

先方技術者は、あれ?、まだノイズがありますね、これは上階が原因ではないですね。
とおっしゃられます。(う?おかしいぞ)

そこで、すかさず私は、機転を利かして、、いえ、ノイズレベルは今S=7ですね。
ですからやはりノイズはさっきのS=9からは減ってますのでノイズの原因は
やはり上の階のノイズでしょう。近隣にまだプラズマを使っているお宅があるから
こうなっているんでしょう、と切り返しました。
(ここで上の階段に上がられる前にSレベルを双方で確認していなかったら、上の階のテレビが原因ではないので、Pメーカー様から無関係といわれて、協力が得られなくても仕方がない
ところでした!)

さらに、今度は上の階段のプラズマテレビをつけて自宅でのラジオからのノイズの変化を
見るということでした。
目の前で携帯をかけて「今度はテレビをつけてみて」と言われます。
(本当に携帯繋がっているのかな?と思いましたが、、、)

そうすると不思議なことにノイズレベルはほとんど変わりません。(オイオイ・・・)
上の階で、ラジオ持っていったときに確かめたんだから、そんなはずないだろうと、
これは何か罠だな?と思いました。

先方担当者はやはり当方のテレビの原因ではないですねということを遠まわしに
何度も言われます。(おいおい、、、、)

私はおかしいと思いながらも、これは何か理由があると思い、一瞬頭をフルに回転させ
ました。そうすると突然頭に、「先日のテレビのノイズ比較時に気づいた点、たとえば
プラズマテレビは画面の色が変化すると、輻射ノイズの音質が変わることを思い出しました」

とっさの機転で「すみませんが、今上の階では普通のテレビ番組を見てますか?」と
P様の技術者様に問いました。

すると技術者は突然困ったという顔をして、「いや、実はテストパターンで黒にしています」とのこと。
(おいおい、、、)

私は、「「画面の色」でノイズが大きく変わることがあります。そのテストパターンを白に
してください、白になると、プラズマテレビのノイズは最大のはずです」と説明しました。

先方は一瞬しまったという顔をしながらも「おい、テストパターンを白にしてみて」と言いました。

すると、どうでしょう。突然にラジオからはS=9の強烈なノイズが。。。

「どうも搬送波が乗っているようですね」と先方もつい、本当の真実を漏らしてしまいました。

「私はノイズ対策については素人ではないんです、メーカーのイメージが悪くならないように
祈っています。隣家で受信障害が生じてることから、何らかの対策をメーカー様でとっていただきたくお願いします。」と静かに言いました。
(私が画面の色合いでノイズが変わることを知らなければ、危うく単なるクレーマー扱いに
されるところでした、危ない危ない)

この一件により、先方はようやくあきらめたのか、分かりました善処しますということを
確約してくれました。
(実際はこのあと、時間かせぎをされて、危うくどうなることかわからなくなったのですが、そこは粘り強く、交渉をしていきました。もちろん上の階の方には、クリスマスにはお菓子を送り、あいさつも欠かさず、粘りの交渉をした結果があってのことですけど)

そして本日、上階より電話があり、P様のプラズマテレビが近隣住民のラジオ聴取に多大な被害を与えることからプラズマテレビを買い戻す(定価で)。さらに上階の方に液晶テレビに買い替えてもらえれば、ノイズ被害が無くなることを伝えますとの返答がありました。

プラズマテレビは、原理的にノイズ被害が生じることは技術サイドでも理解しており、今般のような短波受信という特殊なケースが想定されていないため、今回のような状況に至ったこと、原理的にノイズアンテナとなりえるのがプラズマテレビなので、原理的に、改善などでノイズ被害は抑えられないとの説明がありました。


私は基本的に、それはメーカーと上階との間の話ではありますが、ラジオ受信時の
ノイズが無くなるのは大変ありがたいので、歓迎すると伝え、この年末にプラズマから
液晶テレビに買い替えるのは上の階の方も大変ご面倒になると思いますので
買い替えは来年でも結構です、P様には大変ご迷惑をおかけしましたと伝え、
感謝の意を伝えました。

上階によると正月はなにかと忙しいため、助かります。
1月9日前後でテレビを買い替える予定なのでそれまでの間
ノイズが出てくるのは御許しくださいとのことでした。

なんとか
こうして私の上階プラズマテレビのノイズとの戦いが終わりそうです。

本当に大変でした。

これまでいろいろな方に励まされたおかげでここまで来ることができました。

そしてメーカーとの戦いも、これまでの研究成果を活かして上手く交渉が出来たと思います。
機転を利かせることができたのは、これは運がよかったのかと思います。
P様もなかなか、ハードな交渉をしてくるなと思いました。
(厳しい)

皆様にもこの私のメーカーと上階との交渉の記録が今後の交渉などの
何かのお役になれば幸いです。

皆様良いお年をお迎えください。