イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

昨日pedi(野外国際放送受信会)にて突如感度不足となり、一時不調になった原因はやはりフロントエンドのFETの破損でした。

今日ICF-2010の内部にあるフロントエンド(アンテナからの電波を増幅する部分)のFET(電界効果トランジスター)の交換を行いました。
FETは、すでに廃番の貴重なFETです。
秋葉原の古いビルの奥にある小さな店で見つけたFETを以前買っていたので
交換をしてみました。

まず、交換するFETを一枚目の写真のように確認して、裏側の基盤の半田の場所を確認します。
それから、該当箇所を低ワットの半田ごてで溶解させます。
そして溶解させながら、SOLDER SUCKERで半田をスポンっ!と吸い取っていきます。
FETは足が3つ、よって3つの基盤箇所を吸い取り、それから、ぐいぐいとFETを動かし
歯を抜くようにFETを取り去ります。

FETは2つあるので、この作業を2回します。

このとき低ワットの半田ごてを使う理由は、電気基盤に使っている電子素子は
とてもデリケートで、高温度に弱いからです。下手をすると交換する部品の近くの
電子素子が壊れてしまいます。

そして新しいFETを取り出します。

FETは静電気にも壊れやすいので、アルミホイルに包んで保管していました。

そこからFETを取り出すとき、手の静電気を除去しなくてはならないので、
まずは台所のシンクに手をふれて放電します。

それからそっと、FETを取り出し、該当基盤の足に差込みます。
そして、そろりそろりと半田ごてで暖めながら、無鉛半田(銀製半田)を近づけて
半田を溶かし込み、部品を取り付けます。

この作業を合計6回しなくてはなりません。
これが結構きつい。とても小さいスペースなので、ルーペが欲しくなるぐらいです。
チップ部品も一部半田をしなくてはならないので、結構緊張します。特に
チップ部品は壊すともう2度と入手できないものが多いので、本当にプレッシャーです。

さて、作業が終わり、こわれてしまったFETを並べました。

これはもう使えませんので捨ててしまうしかありません。

さて、ラジオをつけてみますと、とても感度がよくなりました。
直ったようです。

ICF-2010は、フロントエンドを防護する部品が入っていないので、静電気、特に冬の
季節のアンテナからの静電気で容易にFETが壊れやすいと聞きます。

このように修理方法が分かっていると、ICF-2010と長く付き合えそうです。