フラグアンテナの実験 フィールドテスト3回目       

今日はフラグアンテナを皆さんにご紹介することも兼ねて、
水元公園でのペディションをしてきました。

岩沙さん、宮地さん、そして今回初めてお会いした西口さんとご一緒です。

(世界の電波を釣り上げ中の旗)/ フラグアンテナと同じ旗ですね。
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周囲は障害物も無い大変FBな環境です。この川辺の芝生にフラグアンテナを展開しました。


西口さんもSONYのアクティブアンテナ、で参戦されましたが、下記の比較テストをした
後は、やはり夕方以降のNKからのジャミングが厳しく、皆さんでフラグアンテナを分配機で
4つに分けて受信していただくことにしました。

比較テスト フラグアンテナ VS ΔLoop7

ΔLoop7とフラグアンテナで皆さんで午後3時頃11780kHzで比較。

フラグアンテナは中国を排除してアマゾニアをSINPO=43443で受信
ΔLoop7は中国の混信が強くアマゾニアが確認困難(SINPO=22442)でした。
 (回転させてナルアウトを試みましたが、指向性がほとんどありませんでした)

フラグアンテナが30dB程度(Sメーターで6つぐらい)の混信除去効果が
ハイバンドでもあることが実証されました。

さらに午後6時頃、6MHzのNKのジャミング(6MHz付近の2つのジャミング)が
ペルセウスの画面では、ほとんど南米局等に隠れてハッキリとは山が見えない
ということも分かりました。ローバンドでもナルアウトが30dB程度有ることが
証明されました。広帯域にナルの深さが出ているようです。

←NKジャミング                                南米局→
                     フラグアンテナ
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私のフラグアンテナ(πフラグ)の特徴は、全面のゲインが高いことです。
ナルはFB比で30dB以上確保しています。
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垂直面から見ると、後方は打ち上げ角が高い近隣ジャミングを除去しやすくなっています

              π       
  -------------------------------- 
  |0.5                          |    
  R               feed  
  | 0.5              |    
  -------------------------------- 
  
       
         R=820Ω
     Feed  =16:1 Transformer and very high dynamic amplifier (like FLG100)

       
フラグアンテナですが知りえる範囲では下記のような受信成果がありました。
(他にもかなり色々聴こえていました)


6080kHz R.Marumby
16:29から受信
ゆったりした音楽番組が流れています。

録音はこちら



6019.3kHz Radio Victoria  
17:05:00 2010-09-19

  ベートーベンの第9のサビのあとRadio VictoriaのIDありました。
ジャジャジャジャーン ラジオ・ビクトリア! 

これ かなり強烈なインパクトです。(このときペディションの一同大笑! )
こちらが録音になります。
                   6019.3kHz Radio Victoria                  



6134.8kHz Radio Santa Cruz   
18:04:00 2010-09-19

  水元公園でフラグアンテナで受信したサンタクルーズの受信音です。
18時4分頃からの受信です。サンタクルーズのテーマ音楽が聞けます。

最初のサビは関係ないのですが、後半のサビになってから
サンタクルーズ サンタクルーズ ラジオ・サンタクルーズと
歌っています。

 これも かなり強烈なインパクトです。
(このときペディションの一同腹をよじってました! )

このインパクトは、私がはじめて九州朝日放送の
 KBC~KBC~ラジオスイッチ カキクケKBC~ を聞いた時並みに面白いですね。
(70’年代福岡在住の人しか知らないだろうなー)

このKBCの曲と同様。これはサンタクルーズ放送局のテーマソングかなにか
なんでしょうね。
(↓録音はこちらで聞けます)

サンタクルーズ受信中。Sメーターにご注目。
(ほとんど振り切れています。強い)
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4716.7kHz R.Yura   
  19:32:00 2010-09-19
Yuraの音です。クリアでした。
 19時32分ぐらいからの録音です。

 (↓録音はこちらで聞けます)


Re: 5952.4AkHz Emisoras Pio XII    
  19:40:00 2010-09-19
ピオも雰囲気がありますね。途中の曲もなにかコンドルは飛んでいくというイメージです。
 (↓録音はこちらで聞けます)

他にも色々聴こえていました(マルビーとかアマゾニアとかがローカル並み。

上記以外の16時30分から17時 の南米
5910kHz  Marfil Estereo (Spa)
6105kHz  XEQM R.Merida (Spa)
6185kHz  R.Educacion (Spa) 

17時から18時
11925.3kHz R.Bandeirantes (Por)

18時から19時
R.Imaculada Conceicao (Por)

19時から20時
5980kHz  R.Guaruja? (Por)
4746.95kHz Radio Huanta 2000?

この時初めて、マルビーやアマゾニアがそれほど珍しく感じなくなりました。。贅沢。)
6時間があっという間にすぎてしまいました。

今日の最大の成果は
ラジオサンタクルーズの放送局の曲です。
サンタクルーズ、サンタークルーズ 。。。
耳に焼き付いて離れません。
本当に良い思い出になりました。

あと、フラグアンテナの方も、πの比率にしてから、相当ナルが深くなったと
思います。前回はNKはまだ完全には消去しきれていなかったのですが
今日は、本当に…聞こえないという程度にまで消去していました。
30dBという理論値は確実にナルアウトしていたようです。
この比率はやはり間違っていなかったようです。

皆さん、フラグアンテナについてのファーストインプレッションは

「異次元のアンテナだ」
「南米局がまだ聴こえていて、同じ周波数の 
 超強力なKBS(ラジオ韓国)がフラグアンテナのナルアウトで消去出来ている。
 信じられない・」
「ペルセウスで見るとNKの例の6MHz近辺のジャミングの2つの
 波形の山がほとんど見えない(普通はS=9+40dBなのだが)」
「南米局がローカル並みで入っている。 なにこれ?アンビリーバボー」
「これは、自分も作ってみたい。」
「ベバレッジアンテナに匹敵する性能でしょうね。。」

 等 好評でした。
(どうも、本当に聞く前まで、私が騒いでいるのが本当か?ということで
 半信半疑だったみたいですが、本当に性能が高いということで意見が
 一致していました)





皆さん インプレッションありがとうございました。

 また秋になったらペディしましょう。今度はフラグアンテナを別方向に張って、指向性を
切り替えたり出来るようになるといいですね。

HV比率π 820Ωにしてみたところやはり、性能は最高でした。

この比率と抵抗値でフィックスさせたいと思います。

少なくとも、60m~41mバンドの南米短波局には
これで最適化されていると思います。  

フラグアンテナ m( )m Version
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