超小型フラグアンテナが完成しました。

こちらがその写真です。

ほとんどアンテナの存在が分からないぐらいに透明です。
エレメントが目立ちますが、、、

釣り糸(6番)を使って、吊り橋のようにして固定しています。
これならば、アンテナということがほとんど外からは分からなくなりました。
(同軸をフィードに接続すると、黒い同軸線が目立つのがネックです。)
 同軸は白で塗ることにします。
軽く、受風面積も小さいので、風にも強い構造です。
エレメントやターミネーター等の分解も簡単です。



構造部を透明アクリル柱にして 景観を損ねないようにしました。
またターミネーターの抵抗調整や、ビームの向き変更も簡単に出来ます。
底板は特大のアクリル板です。重いため、十分安定感があります。


ベランダが少しだけお洒落になりました。

HFSpanで12時のHFバンドを見てみました。
イメージ 1
感度は控えめですが、ノイズフロアーが低く、SN比は高めです。
直線性があり、満足出来ます。
(なお、フィード側にはFLG100、室内側にはALA100MS付属のプリアンプを使っています)

一方こちらは、同時刻のALA100MSのHFSpanです。

イメージ 2
(ALA100MS付属の室内プリアンプを使うと発振してしまうため、室内プリアンプ
 を外してΔLoop7室内コントローラーで12V電源を供給しています。FLG100付属の
 アダプターなら問題ありませんが、ΔLoop7との付け替えが便利なので、ΔLoop7
 室内コントローラーを使っております。)

ALAの方が感度は中波で20dBほど高い一方で、ローバンドのノイズフロアは
10dBほど高い状態です。一方、6MHzでの感度はALAも超小型フラグアンテナも
同等です。また7MHz付近の近隣ノイズもFLGの方が低いです。
とにかく超小型フラグの方がノイズフロアがフラットです。ハイバンドの感度とノイズフロアは
15MHzぐらいまでは、超小型フラグもALAもほぼ同等です。それ以上のハイバンドになると
ALAの方が20dBほど感度が高いですが、それでもハイバンドに強力局が多いことを
考えると実用可能なレベルです。

やっと完成しました。自宅用フラグアンテナ。ほぼコンセプト通りです。


なお、今回製作した部品は⑧~⑪は秋葉原、
その他は新宿の東急ハンズで買うことができます。
加工もしてくれますので、便利でした。

もう一度、超小型フラグの部品と大体の金額(加工代込み)を書いておきます。
アクリルなので高いですけど、長く使うことと設置するベランダがリビングの目の前の
場所なので、投資しました。

構造部 9,000円
①アクリル円柱(直径10mm × 1m) 約1,000円
②アクリル円柱(直径30mm × 1m)=80cmに切る。上から15cmぐらいで
 直径10mmの穴をあける。 約2,000円
③アクリル円柱(直径30mm × 0.5m) 2等分する。
 まん中に直径10mmの穴をあける。 約1,000円
④アクリル板(一番大きいもの)   約5,000円
⑤アクリルサンデー(アクリル用接着剤 ②と④の接続に使います)

エレメント部 約2,000円
⑥銅円柱(中は空洞) (直径3mm)×1m ×2 約500円
⑦銅棒          (直径2mm)×1m←2等分に切る ×2 約500円
⑧バナナプラグ(オーディオ用圧着方式) ×4   約1,000円

固定機材
⑨釣り糸(6番)   10m 約200円
⑩固定用のケーブルクランプ×2   約300円
⑪インシュロック AB-150W     約1,000円

(この他、Wellbrook社の FLG100 ターミネーター、室内側プリアンプ(Wellbrook)が
 必要です。室内側プリアンプは、Wellbrook社にFLG100を注文するときに
 ALA100MSと同じ室内コントローラーにしてほしいと言えば変更可能だと思います。
 値段は高くなるとは思いますが、その価値はあると思います。) 

なお、製作される場合には、自己責任でお願いします。
高所作業は十分気を付けて、落下事故等が無いようにくれぐれも注意してください。

私は一切事故等の責任は負いませんので、ご注意ください。