4nec2を使ってm( )mフラグのターミネーターの値を変えた時のF/B比率の変化を調べます。

再現性が確かめられるように4nec2の使い方を記します。
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サイトに行ってプログラムをダウンロードする

■ひな形ファイルの選択とF/BチャートとF/B比の出し方
☆ひな形ファイルの選択
プログラムを起動

上側の黄色のフォルダーマークをクリック

zz_MiniNEC の中のHFAperiodic の中の Flag K6SEを選ぶ

☆F/Bチャートの出し方
計算マーク(緑)をクリック

Full Ver HorのFullを選択してGenerate
Vertical Patternが表示される
その画面の上にあるFar fieldを選択
Horizontal planeを選択

これで表示されます(設定条件は下記で記載したものになっています)
イメージ 2



右下のMax Gainの上にある左辺と右辺の差がF/B比です

■寸法をm( )mフラグに合わせる

4nec2メイン画面で
上のSettingsを押す
さらにGeometry editにチェック

メイン画面に戻り
上のEdit を押す
さらにInput file を押す

図面上の各ワイヤーを下記のように選択して値変更


一番下のワイヤーを選択 6つの枡目のところの一番右列の2つを2に変更(地上高2m)
  ☆他の項目カラムか図などを選択しないと入力値が適用されないので注意 以下同文
  また6つの枡目のところの一番左列の2つを上から2.25 -2.25に変更
  (幅が4.5m)
イメージ 3


一番上のワイヤーを選択 6つの枡目のところの一番右列の2つを3.4に変更(縦のワイヤー1.4m)
  また6つの枡目のところの一番左列の2つを上から2.25 -2.25に変更
 (幅が4.5m)
イメージ 4


これでm( )mフラグの形状がモデルにインプットされました

イメージ 1


■ターミネーターの値を変える

上の(抵抗 インダクター、コンデンサー)の絵が描いているボタンを押す
右下のohmの値を変える

デフォルトは890オームになっている
イメージ 5



■適用周波数を選ぶ

上の波マークのボタンを押す
右下のFrequencyの値を変える
イメージ 6




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実際に実験してみます

まず周波数1.7MHz   5.5MHz 9.5MHz   
抵抗値は 800 830 860 890 920 950 980オームを使います。

■周波数 1.7MHz 
抵抗値  800オーム時  F/B比  23dB
抵抗値  830オーム時  F/B比  26dB
抵抗値  860オーム時  F/B比  29dB
抵抗値  890オーム時  F/B比  43dB
抵抗値  920オーム時  F/B比  33dB
抵抗値  950オーム時  F/B比  28dB
抵抗値  980オーム時  F/B比  26dB

■周波数 5.5MHz 
抵抗値  800オーム時  F/B比  23dB
抵抗値  830オーム時  F/B比  25dB
抵抗値  860オーム時  F/B比  28dB
抵抗値  890オーム時  F/B比  31dB
抵抗値  920オーム時  F/B比  32dB
抵抗値  950オーム時  F/B比  30dB
抵抗値  980オーム時  F/B比  28dB

■周波数 9.5MHz 
抵抗値  800オーム時  F/B比  26dB
抵抗値  830オーム時  F/B比  30dB
抵抗値  860オーム時  F/B比  36dB
抵抗値  890オーム時  F/B比  38dB
抵抗値  920オーム時  F/B比  32dB
抵抗値  950オーム時  F/B比  28dB
抵抗値  980オーム時  F/B比  25dB

まず驚かされたのは1.7MHzでの鋭い変化でした。800オームと890オームの差が20dBもありました。
他の2つのバンドでも概ね10dB前後の差がありました。
また30オームきざみのチェックですが概ね890オーム時に最適値になることも分かりました。