送信機(FMトランスミッター)と信号強度を測ることができるラジオ(ICF-2010)を使って
電波の伝播(直接波)について実験をしてみました。

以下
送信機を①
ラジオを②とします。

実験は次の7種類で行いました。(結果はそれぞれの番号について記載)

1 ②を鉄でできたエレベーターの中、①をエレベーターの外(窓ガラス無し)に置く
2 ①と②の間に鉄筋コンクリート(距離は近い)
3 ①と②の間にガラス
4 ①と②の間に木
5 ①と②の間に鉄筋コンクリートで距離を離す
6 ①をアルミ箱に入れ、人が触れている場合と触れていない場合
7 公園で①と②の間を2倍、3倍にしていく。

結果

1 メーター3個
2 メーター10個
3 メーター10個
4 メーター10個
5 メーター7個
6 人に当たっていない場合
  メーター2個
  人に当たっている場合
  メーター5個
7 ①と②の間10m
  メーター9個
  ①と②の間20m
  メーター2個
  ①と②の間30m
  メーター1個

これらの結果から次のことが言えます。

電波はガラスと木には良く通り、鉄と鉄筋コンクリートでは通るが弱くなる。
鉄の遮蔽が2重になっている場合ほとんど通らない。アルミの遮蔽では
ほとんど通らないが、遮蔽物に人が触れると多少通るようになる。
(人がアンテナ代わりになる)
距離が2倍、3倍になると電波の強さは4分の1 9分の1と分母が距離の
2乗分だけ弱くなっていく。(距離が離れると急激に弱くなっていく)
(ただしこれは電離層による伝播ではないので一概には言えない)

実際の受信について上記から次のようなことが言えます。

鉄筋コンクリートの家と木造の家で室内で受信すると木造の方がよく聞こえる。
鉄筋コンクリートの家でも窓際だと、よく聞こえる。
ノイズ(=電波の一種)を発生する機械が室内にあるときは、出来る限り離したほうが良い。
アンテナの材料は鉄よりもアルミの方が良い。(鉄よりアルミの方が遮蔽
効果がある→アルミの方が電波を捉えやすい)
※アンテナのエレメントにはアルミを使うことが多いですが、銅の方が
 本当は良好です。
アンテナから室内に取り入れるコードは同軸ケーブルの方がノイズを拾いにくい。
(2重シールドの方がノイズを拾いにくい)※ただし外皮は高周波的に接地されている必要あり。
ノイズ源に人が触れるとノイズが強くなることがある。
(逆にロッドアンテナ等に人が触れると信号が強くなることがある)

室内外でのラジオの設置やアンテナについては上記のようなことが影響します。