ICF-2010でチューニング時にノイズが出る原因を探そうと
ネットを探っていたところ、同じような現象が出ているサイトを
見つけました。

そのサイトによると、ミュート回路が原因とのことで、修理して
直ったとのことでした。

なるほどミュート回路か。最初PLL等問題かと思っていましたが
意外にAM段の問題なのかと思いました。

早速ICF-2010のサービスマニュアルを入手しました。


そこでLine Mute という場所を発見。
回路図の21の列の下にあります。
イメージ 1

おそらく、このQ21というトランジスタが壊れているのではないかと
おもいます。

実装図からQ21の場所を調べるとメインボードの左下隅にありました。
イメージ 3

2SD1020-H(2SD1020-2)というトランジスタのようです。

イメージ 2
試しにこのトランジスタに半田ごてで熱を加えてみると、一時的に
ボツボツノイズが消えました

2SD1020(またはその互換品)を入手出来れば修理出来そうな予感です。

若松通商に問い合わせると2SD1020の在庫がありました。
プレミアムが付いているかと思いきや、わずか42円です。(笑)
イメージ 4

早速若松通商(末広町)に行くことにしました。

トランジスタはありました。
早速交換します。
イメージ 5
イメージ 6

交換した後、電源を付けてチューニングをしてみたら、まだ
ボツボツノイズが出てきます。

困りました。

困った果てに、このトランジスタの周りの基板を押さえてみると
ボツボツノイズが止まります。
押さえている間だけ止まります。

そこでこのトランジスタの回りの部品の半田をすべてやり直し
ました。

そうするとボツボツノイズが出なくなりました。

トランジスタじゃなく、半田不良が原因だったのでしょうか。
それとも周辺のコンデンサの容量抜けが原因だったのでしょうか。
しばらく様子を見てみます。
もしまた再発するようだと、コンデンサを交換してみるように
してみます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後、やはり時々ボツボツ音が出てきましたので、
コンデンサーも交換してみました。
そうすると、しばらくはボツボツ音が出なかったのですが
やはりしばらくするとボツボツ音が出てきます。
今度はAMモードでは出ず、FMモードだけで出てきます。

基板を抑えたり、外箱を押したり、いったんAMモードに
変えたりするとボツボツ音が止まりますが、しばらく
するとまた出てくるところがいやらしいです。

どこに原因があるのか、別の箇所を探らなくては
ならないようです。