ICF-2010のチューニング時のボツボツノイズが直ったようなので
これを活用していこうと思ったのですが、6分配器の前段にプリアンプを
付けているシステムからの受信だと酷い混変調が生じてしまい、バンド中で
地元中波と思われる歪んだ音がします。

プリアンプを外すとそのような混変調は生じません。
プリアンプは9dBの増幅器です。(これ自体はダイナミックレンジも
高く、NFも低いので悪さはしません)
ペルセウスでもNRD545、AR7030、R1000でさえも、混変調は生じないので
ICF-2010固有の問題のようです。

ICF-2010だけの為にプリアンプを外すのも勿体ないので、ICF-2010用の
アッテネーターを作ることにしました。

プリアンプが9dBなので、10dB程度のアッテネーターを作ることに
しました。

回路の定数はこちらを参考にしました。

一応10dBと20dBの2つの抵抗を用意しました。

秋葉原で材料を買いました。大体1000円程度でした。(コネクターが高かった。)
早速製作に取り掛かります。
イメージ 1
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10dBのアッテネーターを作ったのですが、これを繋げてもICF-2010の混変調は
それほど改善しませんでした。
(信号自体は10dBほどきちんと減衰しているようでした。)

それでは20dBにしてみようと、作り直してみました。
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しかしこれを繋げるとS=9以上だった信号がS=1程度に劇的に減衰してしまいました。
本当にこの定数って20dBの減衰なんでしょうか。
誤植かもしれませんね。

やけくそで抵抗を並列にしてみました。
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これで試すと、きちんと20dBほど減衰し、ICF-2010もプリアンプを
外さずに混変調が生じることが無くなりました。

結局回路はこのようなものになりました。
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この回路で20dBのアッテネーターとして本当によいのか?
でも誤差はあるかもしれませんが20dBの減衰器として動作している
ようなので、これでいいのでしょう。

(ここで調べると入出力インピーダンス50オームで概ね17dBぐらいの
 減衰が得られるようです。)

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最後はカバーを付けて完成です。
これでICF-2010には、もう少し活躍してもらいましょう。

楽しい休日でした。