先日お伝えしたインピーダンスマッチングトランスによる高感度化
(50オーム系のアンテナから、アンテナ端子に繋ぐ場合における)
ですが、その感度には満足していましたが、通信機型受信機に比べ
まだ、ノイズすれすれの信号に対して、了解度が低かったため、
挿入損失を減らすため、こちらのサイトを参考に製作してみました。

使用したパーツ(購入した店舗)

オヤイデ 300円 (ポリウレタン線)
鈴喜デンキ 100円 (耐熱絶縁チューブ 1m)

シエスタさん指定のB202-73というメガネコアだけが入手出来ませんでした。
にて、2873000202 で検索すると代替品出てくるということが分かり、こちらに発注しました。
25個以上注文したほうが単価が大幅に安くなるので、予備をかねて25個注文しました。
(送料込み1,517円)

巻き方 1次側(アンテナ側) 4ターン
    2次側(受信機側) 13ターン
     =4の2乗:13の2乗=16:169≒50Ω:500Ω

これで理論的には凡そ50Ω:500Ωのトランスが出来上がります。

耐熱絶縁チューブを使って、1次側と2次側が接触しないように
しています。

ポリウレタン線は表面が絶縁されていますが、熱を加えると
表面の絶縁体が溶けるようになっているので、そのまま半田
漬け出来ます。(ただかなり長い時間熱を加えないといけない
ので、注意)私の場合はテスターで導通しているか確認しました。

イメージ 1
まず絶縁チューブを中に入れます。
イメージ 2
1次側を巻き終わったところです。
イメージ 3
2次側も巻き終わったところです。(最後は絶縁チューブに入れるのが大変でした)
イメージ 4

これで完成です。

さて、結果ですが、より感度が高まったようです。ターン数が前より
多くなった分だけ、挿入損失が減ったように感じます。
また周波数帯域が広がったようにも感じました。
通信機型受信機で、かなり厳しい局も、拾ってくれるようになりました。

しかし、このラジオ。こんなにクリティカルだったとは思いませんでした。
プリアンプを使う等、感度向上には手がありますが、このように手作りで
昇圧トランスを作るのも一つの手ですね。