BCL日記

釣りのように、「遠距離放送局」を「アンテナ」と「ラジオ」で釣り上げる趣味がBCLです。BCL is a hobby where you "fish" for "distant broadcasting stations" with "antenna" and "radio," much like fishing. (G.Masuo)

小学生の時、BCLに目覚め、高校生の時、受験でいったんBCLを中断しましたが、2004年に復活し、それ以来アンテナ自作やリグの収集、ペディションで中南米DX等をしました。マンションの中層階で、周りを多くの建物に囲まれてBCLをやっています。10MHz以下でローカルノイズが非常に多く、基本的にDXには不向きの環境ですが、KiwiSDRの力を借りて受信を楽しんでいます。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。(G. Masuo)
I am doing BCL in a middle-floor apartment surrounded by many buildings. There is a lot of local noise below 10MHz, and it's generally not a suitable environment for DX. However, I'm enjoying reception with the help of KiwiSDR.(G. Masuo)

カテゴリ: アクセサリー

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プロ向けの日本無線の6分配器です。
アンプが付いていて、分配損がありません。
きわめて高性能の分配器です。
現在も使っています。

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イメージ 3きわめて性能の高い分配器です。
これで分配していました。
しかし日本無線のアンプ付き分配器を手に入れたため、売却しました。


ALA1530でお馴染みWelbrook社の超低ノイズ高ダイナミックレンジ 

プリアンプです。

輸入して到着したばかりの商品です。

ALA1530を製作されているアンドリューさんの自作品です。
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本人の説明です。

The Norton is the same size as the Interface you have for the ALA100MS.

The noise figure is approx. 3dB.

OIP2 +80dBm and OIP3 +48dBm

73

Andrew

NF3dB OIP+80dBm OIP3 +48dBm という驚異的な低ノイズ、高ダイナミックレンジです。(利得+9dB)

日本で売っているプリアンプでこれほどの性能を持ったものは無いと思います。
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使った感じでは、ほとんどノイズの増加が無く、信号は強められて聞きやすくなりました。

このプリアンプは中波から短波にかけてカバーしているものです。

付属品としてACアダプター(低ノイズのトランス式のもの)が付いています。

すばらしいアクセサリーです。
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ICF-2010のチューニング時のボツボツノイズが直ったようなので
これを活用していこうと思ったのですが、6分配器の前段にプリアンプを
付けているシステムからの受信だと酷い混変調が生じてしまい、バンド中で
地元中波と思われる歪んだ音がします。

プリアンプを外すとそのような混変調は生じません。
プリアンプは9dBの増幅器です。(これ自体はダイナミックレンジも
高く、NFも低いので悪さはしません)
ペルセウスでもNRD545、AR7030、R1000でさえも、混変調は生じないので
ICF-2010固有の問題のようです。

ICF-2010だけの為にプリアンプを外すのも勿体ないので、ICF-2010用の
アッテネーターを作ることにしました。

プリアンプが9dBなので、10dB程度のアッテネーターを作ることに
しました。

回路の定数はこちらを参考にしました。

一応10dBと20dBの2つの抵抗を用意しました。

秋葉原で材料を買いました。大体1000円程度でした。(コネクターが高かった。)
早速製作に取り掛かります。
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10dBのアッテネーターを作ったのですが、これを繋げてもICF-2010の混変調は
それほど改善しませんでした。
(信号自体は10dBほどきちんと減衰しているようでした。)

それでは20dBにしてみようと、作り直してみました。
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しかしこれを繋げるとS=9以上だった信号がS=1程度に劇的に減衰してしまいました。
本当にこの定数って20dBの減衰なんでしょうか。
誤植かもしれませんね。

やけくそで抵抗を並列にしてみました。
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これで試すと、きちんと20dBほど減衰し、ICF-2010もプリアンプを
外さずに混変調が生じることが無くなりました。

結局回路はこのようなものになりました。
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この回路で20dBのアッテネーターとして本当によいのか?
でも誤差はあるかもしれませんが20dBの減衰器として動作している
ようなので、これでいいのでしょう。

(ここで調べると入出力インピーダンス50オームで概ね17dBぐらいの
 減衰が得られるようです。)

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最後はカバーを付けて完成です。
これでICF-2010には、もう少し活躍してもらいましょう。

楽しい休日でした。

以前、購入して使っていたJRCの空中線共用機が、4つまでしか分配できない
ので、2分配機を3つ使って7分配していたのですが、今回オークションで
6分配出来るものが出品していたので2分配機をかまさなくなる分のゲインアップ
を期待して落札しました。
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思ったよりも小さく軽くコンパクトだったので驚きました。

さて使ってみたところ…ゲインがあまりありませんでした。

まずフロアノイズが2分配機を間にかましていたときと比べて変わりません。

ローカル局のSを見ても前のとゲイン差を感じませんでした。

NHK第一放送がS9+60dBぐらいですが、前と同じぐらいです。


以前使っていたのは2分配機をかましていたので、前のよりも、
空中線共用機のゲインが控えめのようです。

少し肩すかしを食った気がしました。
時間も日時も違いますので意味ありませんが、変更前と後です。

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上が変更前、下が変更後です。
ノイズフロアは変わらないようです。

あと考えられるのは、、、、、、、、








前使っていたのが、かなりハイゲインだったのでしょう。





8月10日追記

短時間で切り替えて比較しました。(古い方には分配器をかましていません)

古い方
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新しい方
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ノイズフロアで見ると4dBぐらいの差があるように感じます。



8月11日追記


古いものと新しいものとで比較するのではなく、何も通さないものと
新しいもので比較しました。

何も通さないもの
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新しい物を通したもの
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これで見ると差は無いように見えます。(ノイズフロア)

これらの結果、新しいものが分配損があるわけではなく、正常で、
古いものがゲインが4dBほどあるということが分かりました。

新しいものが不具合ではないということが分かりました。


今日イギリスからプリアンプが届きました。
このプリアンプはペルセウスやNRD545よりもノイズフロアも低く
ダイナミックレンジもあるので挿入することで悪さはしません。
(飽和しなければ)

ゲイン 9dB 
Noise Figure 3dB 
IP2 +80dB  
IP3 +48dB

9000円でした。

特別に作ってもらったので、製品としては知られていません。
いろいろディスカッションをしている中で、無理して作って
いただいたアンプです。

性能はかなり良さそうです。(あ、ラベルが紙なのはご愛嬌ということで。。)

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(電源は付いていませんでした。黒いのは自前です。)

早速アンプ有と無で比較してみました。

時間差があるので単純には比較出来ませんが、出来るだけ短時間で
比較してみました。

受信状況を左右で並べてみました。

実感としては、SN比も良くなったのではないかと思いました。

理論的にノイズフロアも信号も同じだけ増幅されるはずなので
そんなに意味は無いと思っていたのですが、なぜか、アンプを
付けたほうが、信号がハッキリと見えます。

ノイズフロアは確かに約9dB上昇しているのが分かりますが、
信号はアンプを付けない方が、-73dB アンプを付けた方が -60dB 
なので13dBぐらい差がありますので、4dBほどSN比的には改善しているように
思います。

時間差による影響と言われればそれまでですが(笑)

ただ下記の受信画像を見ていただければ、やはり何か違うな、と
思いますよね。(右のほうが 元気 ですよね)

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右がアンプを付けた時の状態です。

アンプを付けないほうが信号の山も弱弱しい感じがします。

(アンプを付けないとき)
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(アンプを付けたとき)
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信号がぐんぐん力強くなったので、楽しく受信が出来るようになりました。

なお、アンテナはΔLoop10を利用しています。
相性はいいようです。

関心のある方は、問い合わせされてみてはいかがでしょうか?
特別に作ってもらったので、作ってくれるかどうかは分かりませんが。

素晴らしい商品でした。

PS.私は分配器を使っているので分配損を補うために
  プリアンプを使っています。


Wellbrook社のAndrewさんとメールでやり取りをして、Norton型の
プリアンプを購入することにしました。

金額は50GBP(2014年7月11日レートで約9,000円)(送料込)です。

ゲイン 9dB 
Noise Figure 3dB 
IP2 +80dB  
IP3 +48dB

と、ゲインは控えめですが、結構良い感じの性能です。
非常に静かなアンプです。

IP2,IP3とも少なくとも
AR7030PやNRD545、Perseusの性能は上回っていますので
お化けが増えたりということもなさそうです。

今、4分配器(アンプ付 JRC製)に2分配機を4つ使って8分配にしています。
どうしてもゲインが落ちるので、実効6dBぐらい持ち上げると
丁度いい感じになるのではないかと思います。

またプリアンプが届いたらレポートします。


新型ガルバニック・アイソレーターの製作

シエスタさん発表の新型ガルバニック・アイソレータを作ってみました。

(部品調達)

ほとんどの部品は秋葉原で調達出来ましたが、シエスタさん指定のB202-73という
メガネコアだけが入手出来ませんでした。
アメリカの通販サイト にて購入可能ですが、送料が50ドル以上かかるので困っていたところ
にて、2873000202 で検索すると代替品出てくるということが
分かり、こちらに発注しました。25個以上注文したほうが単価が大幅に
安くなるので、予備をかねて25個注文しました(送料込み1,517円)
その他の部品は秋葉原で調達しました。
部品はガルバニック・アイソレーター2台分購入しました。
先のメガネコア以外では一台当たり部品代が916円になりました。
(合計で1,832円)

オヤイデ 300円 (ポリウレタン線)
エスエス無線 252円 (ケース2つ)
鈴喜デンキ 100円 (耐熱絶縁チューブ 1m)
秋月電子 450円 (コネクタ4つ) 
瀬田無線 280円 (コンデンサー4つ)


メガネコアは1つ当たりの単価が送料込みで60円なので
1台の原価は976円になりました。(その代わりメガネコアが大量に余りますが)
これだとAORの製品を購入する場合より大幅に安いです。※
※Apex価格3,385円
ただ実際に支払った費用合計で1台当たりに計算すると、全部で3,469円になったので
それを2で割ると1,735円でした。
まあ、2台AORから買うより安くつきました。
しかし性能がさらに向上している新バージョンなので、高くなっても仕方が無いかと
思っています。
1台はPerseus用に、もう1台は全リグにアンテナからの出力を分配する
分配機の入力部に設置したいと思います。

(製作)

ビーズにポリウレタン線を巻きつけます。
割と簡単に出来ました。
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ケースに入れて出来上がりです。2台作ってしまいました。
一台は分配器の前段につけて、もう一台はペルセウスの同軸コネクタの所に付ける予定です。

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最近すごいプリアンプをネットで見つけました。

DX Engineeringの RPA-1です。

HF専用でダイナミックレンジが110dBもあります。

価格も109ドルとリーズナブルです。

(2014/7/13追記 143.95ドルに値上げされています)

野外設置も可能のようですね。

関心があります。

http://www.dxengineering.com/parts/dxe-rpa-1


この価格設定は良心的です。

ただ日本に送ってくれるのか、そして送料がどのくらいかかるのか
分かりませんね。

アンテナの分配機なのですが、これが時折「キーン」と高い音で唸るのです。
JRCの分配機なのですが、かなり気になります。
この分配機はオークションで買ったものです。

最初はシャックのどの機械が唸っているのかが分からなかったのですが
シャックの機械を一つづつコンセントを抜いて、漸く
JRCの分配機が唸っていることがわかりました。

今までJRCの分配機を、コトヴェールの高性能フィルター2連を通して
電源に接続していたのですが、コトヴェールのフィルターを切り離して接続してみたところ、
まだ発振しているようですが、音が小さくなりました。

どうやらコトヴェールのフィルターを通すと発振するようでした。

なぜこうなるかは分かりませんが、原因が分かりました。

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これまでは分配器を使っていたのですが
挿入損失が結構大きく、DXのときに結構つらくなってきましたので、オークションで
JRCのアンテナカップラーというものをジャンク品として安く購入しました。

ジャンク品なので、使えないかもと思ってみてみたら
5個あるコネクタのうちひとつだけは30dBぐらい感度が悪いほかは
あとの4個のコネクターは正常に使えました。

増幅器が入っているということですが聞いてみてノイズ感もほとんどなく、クリアです。
これはいい買い物でした。

ちょうど棚の後ろにぴったり入ったのも良かったです。
これで配線がシンプルになります。

普段聞いている局も感度が良くて、余裕を感じます。

土曜から日曜の早朝にかけては仕事で、セントヘレナも聞けず
まったく落ち込んでましたが、やっと落ち込んでいた気持ちも
晴れました。

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DX500を2分配器でAR7030とAR3030で聞くことにしました

しかし、2分配器は高い。RF-SystemsなんかのSP-1も13000円ぐらいするし、
さて、どうしたらよいだろうと、しばらく考えていたんですが、
インターネットでspliterで検索して、色々なメーカーの機種(ほとんどが携帯の基地局装置
のためのものでしたが)を調べているうちに、たまたま英語のミニサーキットという会社の
業務用のスプリッターのパンフレットに行きつき、それを読んでいたら、上が500メガ程度
まで伸びて、さらに分配損が短波で3db程度、長波にも対応していて、BNCのコネクター付き
で、結構魅力的な分配器を見つけ、ホームページで日本の代理店にミニサーキットヨコハマ
という会社があることを調べ、そのHPのメールから、この機種の番号でオーダーを依頼して
みたところ、在庫がありましたと早速先方から連絡があり、振り込みをしたところ、2日で
分配器が宅急便で届きました。

現物を見て最初の感想は、とにかくカッコいい。銀色がクールです。
また外観のカバーの質感、製作精度が高くて、つまり品質がいい。
ZSC-2-1(BNC)+ という機種です。

価格も8064円と安い。(送料は別途500円)
使ってみて、さらに納得。分配損がほとんど感じられない。
素晴らしい機種です。
ありがとうございます。ミニサーキットヨコハマさま。

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アンテナカップラーのKX-3です。

ミズホ通信の今から20年以上前の機械です。

今回、これをDX500に接続したところ、これまで受信できなかった

局がいくつか受信が可能なまでゲインがあがりました。

大体、ゲインにして20dbぐらい改善します。

プリアンプではないので、電源も使いません。

これまでDX500はアクティブアンテナということで、本来はアンプ部で

50オームに整えられているので、アンテナカップラーの効果は無いと

考えていましたが、効果はあるようです。


ただ、同調のほうは、受信20-30MHzのところでは、バンドセレクター15MHz
(かつTUNING1の効果はほとんど無く、TUNING2も右に回しきり)で最良の効果が出ます。

受信4MHzでは、バンド選択は5-8MHzでTUNING2は右に回しきりで最良です。

どうも、動作が通常のアンテナカップラーとは異なるようです。

ただノイズが増えることもないので、大変満足しています。

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アマチュア無線で、ローパスフィルターというのがあります。

試しにBCLアンテナ(DX500)とリグ(AR7030plus)との間に入れて見ました。

ノイズフロアーが下がりました。

しかし、全体の感度も同じだけ減っていました。

これでは意味がないので外しました。

50MHzから上が減衰するタイプだったのですが、古く(私が中学生のころアマチュア無線用に購入)

劣化していたようです。DX500が高い周波数も受信できるタイプだったため、高い周波数の電波が

リグに入って混変調を起さないように入れたのですが効果がありませんでした。

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一時期、あまりのノイズの多さに、DSPを買った。

でも、元ノイズをなくすことが、一番だということを悟った。

DSPは、いってみれば 臭い水にレモンを入れて飲ませるようなもの。

情報量が間引かれている感じがして、息苦しい。

最初から、おいしい水を飲むのが一番。


というわけで、DSPはすぐに売却した。

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